先日に引き続き、京王百貨店新宿店で行われている、『第50回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会』に、また行ってしましました。
この日は仕事のしゅーくんが、「ランチに駅弁を食べたい」というので職場に1個デリバリーし、残り2つは私の昼と夜のご飯となりました。
ますは、北海道室蘭本園/母恋駅「母恋めし」(1,058円)、前回午後に行った折には売り切れてなかったのですが、今回は無事ゲットできました。
最近は派手な駅弁が多くなった中、シンプルで小ぢんまりしたパッケージですが、逆に旅情を誘いますね。
中のお弁当は、列車の中でも食べやすいよう小分けにパックされています。
「母恋」の語源はアイヌ語で「ボク・オイ」=ホッキ貝のたくさんあるところだと言われているそうで、そのホッキ貝を使った炊き込みご飯のおにぎりとスモークたまごにスモークチーズ、お漬物、ハッカ飴がセットになっています。
このホッキ貝の炊き込みご飯がとても美味しく、貝の甘みと独特の歯ごたえ、薄味だけれど飽きずにいただけるご飯で、2個をぺろりといただいてしまいました。
また、燻製した卵とチーズ、そして漬物をアテに、食後の口臭対策は飴に任せて、1杯飲みたくなるお弁当でした。
もう一品は、金型が壊れて作れなくなっていた桶型の弁当箱を復活させた、秋田県奥羽本線/大舘駅「鶏樽めし」(1,100円)、
昭和45年当時の物を復刻した朱色のかわいい桶に、新聞広告に載せてまで探し出した蓋、当時のデザインを活かした包み紙、そして紙質までこだわって再現したそうです。
中身は現在の物に比べて甘みを抑えたという優しい味の炊き込みご飯に、黄色と白の卵のそぼろ、少し甘みのある鶏ももの甘辛煮はしっかりした肉質で硬めですが、これまた良いお味です
甘露というほど甘くないですが濃い目の味付けのほたて甘露煮、ぷりっとした具入りの蒲鉾のいそあげ、ほんのり甘さのある厚焼き玉子、ゴマを振った椎茸甘露煮、栗甘露煮、奈良漬と紅しょうと、質実剛健的ではありますが豪華な材料が揃っています。
割りばしの素材に至るまでできるだけ当時を再現したというお弁当は、丁寧な作りに味付けで、なかなか美味しい駅弁でした。
今年の駅弁大会は、これにてお終い。
また来年が楽しみではありますが、食べる度に旅に出かけたくなるのが、少々困ったイベントですね。
第50回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会 京王百貨店(だい50かい がんそゆうめいえきべんとぜんこくうまいものたいかい けいおうひゃっかてん)
期間:2015年1月8日~20日
場所:京王百貨店新宿店
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