『毎日たべたい”ごはんのような”クッキーとビスケットの本』からの第5弾は、ココアとマーマレードのドロップクッキー。
砂糖を控えて、甘さと水分をマーマレードで補うクッキーです。
生地をあわせたら、スプーンですくって、天板に落とすだけなので、クッキーの作り方としては一番簡単かもしれません。
色が濃いので、焼き上がりのタイミングが分かりにくいかもしれませんが、それでもうっすらと焼き色はわかるので、時間をちゃんと図っていれば焼きすぎることもなさそうです。
そして実食、ほろ苦いココアとマーマレードの組み合わせは、思った以上にほろ苦さがたち、甘さはかなり、というか極度に控えめ。
使ったジャムは「アオハタ55」、糖度は45度とかなり抑えられていたせいか、これでは私としては美味しいクッキーとはいえません。
そこで、先の材料にきび砂糖を10gプラスして、再び作成。
ただ、ココアが足りなかったので、以前使って残っていたブラックココアを足したのですが、これが大失敗。
真っ黒いココアクッキーは、ほろ苦いを通り越して、炭を食べているかのよう。
もともとブラックココアは苦みが強いので、ほろ苦さを消そうと砂糖を加えたところで、ブラックココアの苦さがその上を行ってしまったようです。
最初から仕切り直し、マーマレードをアメリカからの輸入された糖度の高い物に変更し、そのマーマレードにはオレンジの皮が少なかったので、オレンジピールを追加して作成。
ジャムのジュレ部分が多いためか、少しぺしょっとした生地ができました。
焼き上がりも前よりつるっとした感じですが、これでもやはり甘みが足りない感じ。
また、加えたオレンジピールが乾燥して硬くなり、香りは良いのですが、歯にくっつし、ごりごりするしで、今回もイマイチ。
試行錯誤の上、落ち着いたのは、甘みが強めのジャムを使って、更にきび砂糖を10gプラスし、それにチョコチップを30g加えたレシピ。
チョコチップは、評判の良かった
ピーナッツバター&チョコチャンククッキーからの転用です。
ココアとマーマレードのほろ苦さにチョコチップの甘さが加わり、ぱきっと、さくっとした歯ごたえもあって、これが私の完成形。
一番簡単なはずのドロップクッキーが、結局一番苦労することとなりました。
本にはジャムの製品名などは出ていませんが、この本のレシピは、やはりメーカーまで材料を合わせていかないと、上手に作れないことが多いようです。
また、本では粉類は振るわず、手でぐるぐると混ぜるだけですが、粉をふるった方が確実にうまくいくこともわかりました。
それでもシンプルな材料で手早く作れるレシピはとても重宝なので、今後も続けて作ってみようと思っています。
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