年末に京都に立ち寄った際訪れたのは、時代劇でおなじみの『東映太秦映画村』。
しゅーくんは、今を去ることウン十年前に修学旅行で来たたそうですが、私は初の映画村体験です。
江戸の町並みを再現した映画村内には、いつかどこかの時代劇で見たような景色が広がります。
このお堀端は、悪徳商人が裏取引をしたり、切り合いをしている侍の一人が落ちたりするような・・・、と思っていたら、突然池の真ん中から、しぶきをあげて恐竜が出てきました。
なぜ江戸の町に恐竜が???、まあ、子ども受けを狙っているんでしょうね。
こちらは、お江戸日本橋かな?、結構、急な斜面の太鼓橋です。
気分は『鬼平犯科帳』、遠くに大正時代風の洋風建物「映画文化館 美空ひばり座」も見えてますが、こういうのはCGで消すんでしょうね。
壁面に忍者が張り付いた「からくり忍者屋敷」は、行列ができる人気アトラクション。
伊賀や甲賀に行ったしゅーくんは入ってみたそうでしたが、子どもがほどんどの上、かなり待つようだったので、今回は断念です。
「忍者屋敷」の他、「忍者修行道場」という忍者体験のできる場所もあり、忍者は人気のイベントのよう。
私たちは少しお腹もすいていたので、「忍者カフェ」に入ってみることにしました。
店内はカフェというより、忍者グッズを扱う売店の一角で軽食を提供しているといった感じ。
とりあえず、それっぽいものをと赤(甘口)と黒(中辛)のある「忍者カレー」の赤と缶ビールを買ってみました。
ハヤシライスを思わせる結構甘いカレーでしたが、中のご飯が手裏剣型になっているのがご愛嬌。
さて、お腹もいっぱいになり、再び散策をしていると、建物からお侍さん姿の人たちが出入りしています。
屋内のアトラクションの他、通りで「ちゃんばら辻指南」を行っていて、その準備のようです。
こんな江戸の町並みには、やっぱりお侍さんが似合い、横にいるスタッフの方がミスマッチに見えるのが面白いですね。
映画村内には、3Dプロジェクションマッピングと忍者ショーを融合した「激突!忍者ショー「ゴエモン」」や、おいらん道中など、入場すれば無料で体験や見学ができる施設がいくつもあります。
中でも、私が興味深かったのは、時代劇のワンシーンが出来上がるまでの裏側を見せてくれる「シネマスタジオ・ライブ 撮影の時間ですよ!」。
20分ほどのショーですが、矢が役者さんのすぐ脇にちゃんと刺さるわけは?、手裏剣が腕に刺さる演出は?、また殺陣の演出方法など、後で時代劇を見ていて、なるほど~と思わせられること確実の、笑いありの楽しいショーでした。
映画村は遊園地風でありながら、隣接するスタジオでは、今でもしっかり撮影が行われている、撮影の現場。
映画村のアトラクションもプロの俳優さんが出演していることもあり、本格的な演技と演出で、修学旅行の中・高校生以外にも、大人にも楽しい映画村でした。
忍者カフェ(にんじゃかふぇ)
住所:京都府京都市右京区太秦東蜂岡町10 東映太秦映画村内
電話番号:075-864-7716
営業時間:9:00~17:00
定休日:東映太秦映画村に準ずる
HP:
http://www.toei-eigamura.com/食べログ:
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260402/26018653/